グーグルアドセンスは収益率の高い広告媒体です。私の場合は2018年4月25日に初めて申し込んで、翌年2019年4月5日にようやく審査を通過しました。その間5回落ちて、今回は6回目の申請でようやく合格です。
読者の参考になると思いますので、これまでの経緯と、審査に通るための要点を書いていきます。
1.きっかけはサイトの移転
私は19年続けているサイトを持っています。サイトを置いていたサーバーは無料で良かったのですが無料ゆえにファイルのアップロードが必須で、wordpressのようなネット上でホームページを組み立てることは出来ませんでした。マックのシステムが上がり、PagemillやらGoliveやらが使えなくなったため、サイトの移転を行いました。
その際にGoogle adsenseを知り、せっかくなら趣味を収益に結びつけてサーバー代を稼ごうとしたのが始まりです。
2.不合格解説
- 1回目:過去のサイトをそのまま審査(2018/4/25)
- 2回目:過去のサイトから合格しそうなものだけを選んで掲載(2018/5/14)
- 3回目:同系統の新しい記事を10編掲載(2018/6/3)
- 4回目:全く新しい記事を20編掲載(2018/6/6)
- 5回目:4回目の記事を大幅に補強して再審査(2018/6/20)
- 6回目:全く新しいサイトを作り合格(2019/4/5)
- (1)レンタルサーバーとドメインを借りる
- (2)Wordpressのテーマを決める
- (3)Google提供のシステムを導入する
- (4)記事を書く
- (5)絵や写真を入れる
- (6)10記事を目標に書き続ける
- (7)1記事あたり1500字以上にする
- (8)レイアウトを整える
- (9)連絡フォーム、記事一覧、「このサイトについて」、プライバシーポリシーを入れる
- (10)最終チェック
- (11)クーグルアドセンスに申請する
- (12)合格通知を受け取る
- (1)鉄則を守る
- (2)一度落ちたら次の申請は充分時間を置く
1回目:過去のサイトをそのまま審査(2018/4/25)
上記のサイトをそのままwordpressに載せて審査にかけました。プライバシーポリシーなどネットで公開されているページ構成はちゃんとクリアしています。この時は11日後に不合格の結果を貰いました。
記事の文字数はバラバラでしたし、宴会の様子などもあったのでそれでダメだったのかと思います。
2回目:過去のサイトから合格しそうなものだけを選んで掲載(2018/5/14)
ネットでは審査に2週間ほどおくべきと書かれていましたが、早く収益を上げたかったため、過去の記事からgoogleが求めているであろう、ちゃんとした内容で2000字程度の長さで写真も真面目なもので構成されている20記事のみを残して他を消去し、それで申請しました。この時は翌日に不合格通知が来ました。2回目以降は翌日には不合格の通知が来ますので、初回は支払いとか住所とか確かめる時間が必要だったのかと思います。
3回目:同系統の新しい記事を10編掲載(2018/6/3)
私が執筆している連載から、過去にネットに上げていなものを10編選んで掲載しました。記事の内容は過去になかったものですが、ジャンルとしては1回目や2回目と同じです。これも翌日には不合格通知が来ています。
4回目:全く新しい記事を20編掲載(2018/6/6)
全然合格しないので頭にきてしまい、短期間で記事を20編くらい書いてすぐ審査に回しました。内容は過去の偉人たちの言葉を解説したものです。松下幸之助とか好きで読んでいたので、氏が書いた本から引用して解説を加えるものです。これも翌日には不合格となりました。
5回目:4回目の記事を大幅に補強して再審査(2018/6/20)
4回目の記事は短いもので1000字に満たないものがありました。ネットでは1500字以降が必要としていますので、4回目の20編をつなぎ合わせて12編とし、さらに新しい本からの引用+解説をどんどん増やして審査に送りましたが、これは当日に不合格通知が届いています。
6回目:全く新しいサイトを作り合格(2019/4/5)
5回目の審査から9ヶ月経ち、新しいサイトを作る必要に迫られました。久しぶりにアドセンス合格のコツをネットで探し、それに合うようにサイトを作ったところ、申請から5時間後にめでたく合格通知がきました。
合格して嬉しかったのは嬉しかったのですが、今までの苦労はなんだったのだろう、とかなり拍子抜けしたのも事実です。
3.アマゾンアソシエイト・プログラムも合格
グーグルアドセンスと一緒にアマゾンアソシエイトも申請しました。こちらは1回目の不合格ですぐ見切りをつけ、もしもアフェリエイト内での販売が可能になったので、2回目以降は申請していませんでした。
今回グーグルアドセンスと一緒に申請したところ、これも9時間後に合格通知をもらいました。
4.実際のサイトはこちら
旭川で占う 手相とタロットの「占〜せん〜」
北海道旭川市神楽岡5条5丁目1-22 カナダプレイス205号室 TEL 050-7116-4756
5.やったこと
あちこちのサイトに書かれていることは一通りやりました。
(1)レンタルサーバーとドメインを借りる
私の場合はそれほどの容量は必要としませんしお金も稼げるかどうか分かりませんでしたので、安いのに評判の良いリトルサーバーにしました。
ここは安いです。私はミニプランですから月150円でSSDです。
また分からないことをメールで聞くとすぐ答えが返って来ますし、一度ドメインを間違ったときもサーバー側で対処して下さいました。
WordPressは簡単インストールできます。
ドメインは、これも安いものをムームードメインから借りました。最後が「blue」となっているのは一番安かったからです。
(2)Wordpressのテーマを決める
アフェリエイトに親和性の高いSimplicity を使っています。ただどんなテーマでもやることをやれば審査に通ると思います。
(3)Google提供のシステムを導入する
の二つはGoogleのサイトから
はプラグインとして
入れると良いと読んだので入れました。
(4)記事を書く
手相とタロットのお店の紹介で、トップページにはお店の紹介、後続のページには「こんなお客さんがいましたよ」という占い例を載せました。
占い例は妻から実際聞いたものを改変しています。曖昧なところは本で確かめていますので間違ってはいないと思っています。「感情線」を「環状線」と書いてあるところが何箇所もあるらしいので後で訂正します。
(5)絵や写真を入れる
初めはタロットはネットから持って来た写真を使っていたのですが、著作権で引っかかってはまずいと思い、アドセンス申請前に全て文字だけにしました(上の左の図)。手相はフリーの掌の絵に自分で線を描きました。
また女性のイラストについては主に イラストAC から頂いています。いらすとやも複数あるのですがあちこちで同じ人の絵を見るので、別な人の絵を選びたかった。
(6)10記事を目標に書き続ける
もっと記事数が少なくても審査に通ったという話も読みましたが、最低限10記事は必要でしょう。今回は1つの占い事例の文字数はせいぜい500字くらいにしかならないので、3倍の30記事を書きました。
(7)1記事あたり1500字以上にする
書いた占い事例を同じ題目でまとめ、占い事例紹介のページは12記事としました。お店の紹介(常にトップで示すもの)が1記事。それとイベント予告が4記事。
占い事例12記事のうち1500字に達していないものは説明を足したり占い例を追加したりしました。
お店の紹介はどうやっても文字数は増えないので(増やすと面倒になって読んでくれなくなるから)そのまま。
イベント予告もどうしても文字は増やせないので、申請時にはwordpressのゴミ箱に入れておきました。つまり記事の合計数は 店の紹介1、占い事例12でした。
(8)レイアウトを整える
特に気をつけるのが見出しです。見出しが欠けていると合格しないようです。見かけも良くないのでちゃんとレイアウトを整えましょう。
(9)連絡フォーム、記事一覧、「このサイトについて」、プライバシーポリシーを入れる
これらも審査を通るために必要な部品らしいので、他のサイトを見て導入しています。Wordpressはあちこちに解説記事がありますから、初めてでも難なく導入することができました。
(10)最終チェック
記事数、それぞれの文字数、見出しはちゃんとつけてあるか、連絡フォームなど必要な部品は揃っているか。
実は、今回もどうせダメだろうと思っていましたので、大して真剣にチェックはしていませんでした。上にあげた(1)から(9)までは一度やれば消えるものではありませんので、占い事例全てで文字数が1500字を越していることだけを確認して
(11)クーグルアドセンスに申請する
いつも落ちていた時とアカウントは変わっていませんでしたので、「不具合は直したか」に「はい」と答えて、あとは簡単に申請は済んでしまいました。
(12)合格通知を受け取る
申請したのが2019/4/5金曜日の朝06:00頃で、合格通知はお昼の11:16に受け取っています。5時間での審査終了でした。あとは合格メールが示す通り自動広告にして現在に至っています。
6.私が考える合格のコツ
4回目に落ちた時には私はもうグーグルアドセンスとは縁がないのだと思っていました。ですので今回申請は「どうせダメなんだろう」と思っていましたし、ダメだったら占いの短い記事をたくさん書こうと思っていました。ところがあっさり(6回目ですから客観的にはあっさりではないとは思いますが本人としてはあっさりでした)受かってしまって驚いています。今私が思う合格のコツを書いて見ます。
(1)鉄則を守る
鉄則とは
・グーグルに親和性の高いサイトを作る(上記5.やったことの(3)(9))
・オリジナルのサイトを作る(内容も写真も絵も)
・記事は10以上。1記事の文字数は1500字以上(上記5.やったことの(6)(7))
です。
記事は自分の好きなことを書けば良いでしょう。私の場合は妻の店の紹介でしたが、旅行でも衣装でも、自分が好きでどんどん記事が書ければそれだけボリュームが膨らみ合格する可能性が高くなります。写真や図については著作権フリーなら大丈夫ですが、どこかのサイトから持ってくるようなことはやめましょう。著作権の問題を回避するために、文字だけのサイトでの審査を勧めている人もたくさんいます。
(2)一度落ちたら次の申請は充分時間を置く
今回の経験で、私は(2)の方が(1)より重要なのではないかと思っています。
他のサイトを見ると、2週間以上開けるのが原則のようです。ですが私は2週間置いても不合格でした(不合格5回目の件)。この時のサイトは、先達たちが合格したというノウハウを全て積み込んだものでした。記事は全てオリジナルで字数は2000字以上。記事は10あって見出しもつけていました。さらに著作権で問題にならないように文字だけのサイトでした。きっと今同じものを作って出せば合格していたのではと思われます。
7.アドセンスを守るために
アドセンスに合格してまだ数日ですが、しっかりお金になっています。私の書いたものは記事数だけ見れば2000以上はあるので、この先が楽しみです。
アドセンスは取り消しになるそうです。今回の合格は占いの店のサイトについてですが、サブドメインのこのサイト「不動産学習帳」にもアドセンスを適用しています。このサイト「不動産学習帳」は記事だけはたくさんありますが1つの記事の文字数は1500字に達しているもは皆無です。
アドセンスを守るためにも、またせっかく合格したのだからがっちり稼ぐためにも、この「不動産学習帳」はアクセス数が増やすように再構築して行きます。1ページでたくさんの情報を得られるようにします。楽しみにしていてください。
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