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こちらは20年近く持っている本。これも古典的名著。おなじカーネギーで話し方の本も読みましたがそれは大して面白くなかったので今は手元にありません。
人を動かすための方法を説いています。いずれも人の心を動かす、納得できる方法です。
初版は1938年。第二次世界大戦の前です。何度か改訂されているとはいえ(スティービーワンダーの話も出て来る)基本的には世界恐慌直後から戦争に向って行く時代を背景とした話です。しかし内容は80年前に書かれたものとは思えない、現代社会にも応用可能なものです。
根底にあるのは、相手のことを考え、相手が納得できるようにそれとなく仕向けることです。人間は誰しも、自分のことしか考えていません。他人のことを思いやっていると言っても、結局は自分の不利になるようなことはできないのです。だから、相手が何を望んでいるのか考えて発言し行動すれば、相手は自分を認めてくれます。自分を認めてくれればこちらの望むように動いてくれるでしょう。
人間の深層心理に忠実に書かれた本です。長い年月を耐えて残っている本はやはり違います。
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