問題物件なのに次々満室に変える、やりくり大家さん単行本（ソフトカバー） – 2015/8/24

連休にブックオフに行ったら見つけたので216円で買ってみましたけど、まあこれでよく出版できたなというレベルの本です。

1/3は不動産投資をするようになった身の上話。私と同じ年齢なので時代背景はよくわかりますが、他人のためになるとは思えない。

1/2は自分の物件の紹介。

1/6は不動産投資につきまとうリスク。この部分がひどい。ネットで書いてあるレベルしか書いていない。

問題の

第一：問題物件の解決法が書いていない。タイトル詐欺

第二：自分の経験を普遍化できていない。妻が,妻が、とたくさん出てきます。そうなの、あんたの妻は人格者で指導者で超能力者なんですね。呆れたのはこのくだり(p127)

「帰るよ」

？？？なんで？？？

「入ろうとして自分たちのタイミングで入れなかったということは、買ってはダメだということなのよ」

あんたの妻は人に道を譲ることはないのかい

第三：文章が拙い。一行ごとの改行はやめてほしい。成績は本当に悪かった(p156)と書いています。頭が悪いなら本なんか書くな（というと批判されそうですけど、最高の本だと信じるからお金を出すんです。バカが書いた本を買いたい人はいません）。この文章も編集者の手がかなり入っていると思います

書評☆☆頭金ゼロではじめる〈高速〉収益不動産投資成功法[実践編]ーお金に縛られない自由人の暮らしを早期に実現する方法単行本（ソフトカバー） – 2009/10/30

三宅耕二ぱる出版 2009-10-30

「はじめに」には「くだらないものは途中で放り出す主義だ」とあります。
ということで、あまりに内容が薄くて途中で放り出しました。

まじめな話、1年半で億単位の不動産を4棟も入手するなんて危険すぎ。

根布和明ぱる出版 2012-09-01

まあまともなことは書いてありますが、「年収を倍々で増やし続ける」方法に着いては書いておらず、結局「私を信じてくれればちゃんと物件を紹介するよ」というだけの話のようです。

そのタイトル詐欺はあるにしても書いてあることはまっとうなので☆3つとしています。ただ、手元に置いておく必要はないのですぐ売りに出します。

それにしてもこの　ぱる出版　って、本の体裁が皆同じです。レイアウトを共通化することで安く仕上げているんでしょうね。それと、この本は不動産屋が書いた本なので、2000−3000部は筆者の買い取りなのでしょう。そうでないと同じような内容の本、売れるかどうか分からないのに、こんなに出すわけがない。