日銀の短観を見ると、現在も緩やかに景気は拡大しているようです。短観と連動して、一棟売りマンション・アパートの価格は2012年からどんどん上がっており、2012年と比較して2016年10-12月では物件の値段は1.3倍になっています。
不安材料は金融庁の引き締めです。ネットを見ると不正常にある一部の状態、例えば1億円以上のフルローン、オーバーローンの是正であって自己資金を入れて融資を行っている大多数の銀行には影響が無いとの意見もありますが、大きく報道されることだけで融資の心理を低下させることに繋がります。
首都圏から1周も2周も遅れる北海道旭川市の不動産投資熱はどうかというと、個人的な印象ですが下がって来たように思います。判断材料は
・表面利率の数値
・WEBでの登場から売買成立までの期間
です。
旭川周辺の不動産売買を一覧できるIRIを見ると
↑この物件、旭川市豊岡のウシュベツ川のほとりにある物件なのですが、表面利率16%なのに売れていません。今年の初めだったら表面利率が15%あったら即座に売れていました。
売れているのは
↑この物件のように表面利率が低く(13%)ても1000万円を切る物件か
↑表面利率が18%を越える高収益物件が多くなってきました(ですがこの写真の物件は、チラシを何度もまいたから分かりますけど、いくら表面利率が良くたって客なんて入りません。車停められませんから)
冒頭に挙げたように東京での景気はまだ堅調のようなのでこの不動産好景気もまだしばらく続きそうですが、旭川の不動産景気が去年10月のような浮かれた状態に持ち直すとはとても思えません。
・不動産を売る方:早く売り抜けましょう
・不動産を買う方:今少しの辛抱です
私は、何も売りません。買いもしません。借金の返済が終わるまではじっとしています。
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