書評☆☆☆☆☆障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本

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書評

 

障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本

アマゾンで2016/6/10に購入

NHKドラマ「ER(救急救命室)」の一コマ。中年になったダウン症女性の心臓病が悪化したため、保護者である母親は医者から手術を勧められます。しかし、母親は手術を断りこう述べます「この子を看取って、そして次の日に私は死にたいと思う」
(記憶が間違っていたらごめんなさい)。

障害者の親がいつか必ず直面する問題を丁寧に解説した良書。著者自身は重度の障害を持つ子の父親として、多方面で活躍している行政書士の先生です。内容は東京中心ではありますが具体的で、子の本を手引きに来たるべき事態に備えることができます。

私自身、知らなかった内容も多く(生命保険信宅など)、自分が元気なうちに環境を整える必要を痛感しました。また、最後の章の実例は、最重症以外の障害児を持つ親ならどれかには当てはまる、典型例を5例挙げています。この5例だけでも読む価値があります。

障害を持つ親全てに薦められる本です。

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