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2016年3月28日ブックオフで200円で購入。
自分の意見を披瀝している大島健伸社長の会社SFCG(社号変更前は商工ファンド)は、この本が出た3年後(2005年)に「公正証書の白紙委任状」で社会問題となり、その4年後の2009年に会社は倒産しています。この本の頃は大島社長が最も乗っていた頃のようです。非常に強気で、自分が正しいことをしていると雄弁に語っています。
言っていることは正しいと思いますし、簡単にスラスラ読めます。ただその後の帰着先を知っているだけに、その強気の意見には引いてしまう場面も多くあります。経営に行き詰まっただけなら時代背景から仕方ないとは思いますが、倒産直前に大々的に資産隠しをしているのを知ると、何だかなあと思ってしまう。
なお、共著者の渡部昇一教授は単なる添え物です。多分大島健伸社長だけでは本は売れないと思った出版社の提案だと思います。
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