書評☆☆☆日本共産党 (新潮新書) 新書 – 2006/4/15

閲覧数
  • 19閲覧数:
書評
 
2018/9/17月 ブックオフで108円で購入
 
元日本共産党No4で現在は政治評論家として活躍している筆坂秀世さんが書いた本です。筆坂さんが冤罪で除名されて3年後に出版されました。
除名となった原因は女性とチークダンスを踊ったことらしいのですが、その話を初めて聞いた時もこの本を読んだ時も「ずいぶん手のかからないハニートラップですこと」と思いました。本人と秘書と女性と3人しかおらず、その女性の話を真に受けて除名になるのですからコストパフォーマンスは最高です。
 
さて中身に関してですが、現場にいた人間が書いたものですから面白い。どんどん読み進めることができます。現状の、目に見える問題点に関しては分かりやすく書かれています。また歴史的な観点や、共産党が持つ致命的な欠点(現在は憲法を守ると行っていても最後は革命に行き着く)などもあっさりとではありますが書かれています。2006年発行ですが現在も多分変わっていない共産党の現状を短時間で知るにはいい本です。歴史的な由来を含めてもっと深く論点を整理するなら立花隆などの本を読んだ方がいいでしょう。
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました